(CNN) 米ペンシルベニア州で、ペットとして飼われていた体長約4.6メートルのヘビが飼い主の男性の首に巻き付いて失神させ、駆け付けた警察に頭を撃たれて死んだ。飼い主の28歳の男性は病院で快方に向かっている。

同州アッパーマクンジータウンシップ警察によると、撃たれてけがをしたヘビはその場から逃げ、間もなく絶命した。

通報を受けて警官2人が同州東部フォーゲルスビルの民家に駆け付けたのは20日午後2時過ぎ。ヘビに巻き付かれた男性は、心停止状態となっていた。

家族の案内で家の中に入った警官は、ヘビに首を絞められて意識を失い倒れている男性を発見した。「間違いなくこの人が生きるか死ぬかの状況だった」と警察は説明する。

警官が廊下をのぞき込み、廊下と部屋の間の戸口をまたいで倒れている男性の様子をうかがったところ、ヘビは警官をにらみ返した。警官がヘビを狙って撃った1発はヘビの頭部に命中。ヘビの体が長かったため、頭は男性から離れた場所にあった。

警官は男性をヘビから引き離してリビングルームに運び、救急隊が応急措置をして病院に搬送した。

男性はこのヘビを自宅でペットとして飼育していて、家の中からはほかにも2匹のヘビが見つかった。

駆けつけた警官のとっさの判断がなければ、男性は間違いなく死亡していただろうと警察の広報は話している。

2022.07.25 Mon posted at 12:38 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35190891.html