2022年08月02日 09時56分

安倍元首相の銃撃事件で、容疑者は動機について、母親が「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」にのめり込み、家庭が崩壊したことなどを挙げている。

事件を受け、親の宗教を理由に、幼少期から自由を奪われてきた「宗教2世」(以下、2世)と呼ばれる人たちが、これまで誰にも言えずに苦しんできた境遇や思いについて、次々に声を上げ始めている。

自らを「宗教2世」と公表するひとりがインターネット上で7月9日から始めた、子どもの信教の自由を守るための法制定を求める署名には、28日時点で賛同数が3万6000人を超えた。

「2世」の現状や、社会的支援はどうあるべきか。長らくカルト宗教の研究をしてきた立正大学心理学部の西田公昭教授に聞いた。



●児童虐待だと認識されてこなかった

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