>>552
「トランプ自伝−不動産王にビジネスを学ぶ」より

・ソ連を相手にビジネスをしているある著名な実業家から電話がある。モスクワで私が手がけようと考えている建設プロジェクトについての情報を教えてくれるためだ。私がこのプロジェクトに興味を持ったのは、エステー・ローダーの息子である有能な実業家レナード・ローダー主催の昼食会で、ソ連大使ユーリ・ドゥビーニンの隣に座ったことがきっかけだった。話しているうちに、ドゥビーニンの娘がトランプ・タワーについて読んだことがあり、それについてよく知っていることがわかった。そんなことから話が発展し、私がソ連政府と共同で、クレムリンから道路を隔てたところに大きな豪華ホテルを建てるという案が生まれた。私はソ連政府の招きで7月にモスクワに行くことになっている。