https://agora-web.jp/archives/220805005337.html
(一部抜粋 全文かなり長いので続きはソースで)

普段テレビを観ない者であっても、「統一教会」の四文字がどうやっても耳や目に飛び込んでくる今日この頃である。ラジオ、ネット上に表示される報道機関各社の記事、政治家や著名人の発言内容、SNS上の投稿やコメント・・挙げればキリがない。「統一教会」だらけである。

仮に山上容疑者が「統一教会」を世に知らしめたい、スポットライトを当てたいと思っていたとしたら、無償で行われているこの広報活動は金額にしたら一体いくらになるのであろうか。数億円、数十億円・・いやいや、数百億円・・。まったく、人の好い人たちである。容疑者が意図して発言したかもしれないことを、無料で全国民にしらしめてくれているのだから。

さて、山上容疑者が殺したとされる人物は一般人だったのだろうか。情報の取り扱いや各社の報道姿勢を見ていると、そう思えてならない。しかし、実際に殺されたのは、日本の元総理大臣であり、「歩く総合安全保障」とも称され、国内外から高い信頼と評価を得ていた、他でもない、安倍晋三氏ではなかったか。

それにも関わらず、これだけ情報(英語で言うIntelligence)が一般的な殺人事件と相違ない扱いをされていることが、甚だ疑問である。警護に対する問題意識は前回の投稿で触れたが、我が国の情報に対する意識の低さにも愕然としているのは私だけだろうか。

安倍晋三が暗殺されたのである。まず、容疑者である山上容疑者をすぐに拘束し、外部に情報が漏れないように国家最高レベルの徹底したセキュリティの管理下に置くべきである。彼が他殺されたり自殺したりしないように、絶えず見張りを付ける必要もあるだろう。

容疑者がこの段階で何を言っているかは外部にそもそも漏れてはならない。なぜなら容疑者が言っている内容はこの時点で真実かどうかも分からないからであり、そんな曖昧な情報はむしろ害でしかない。先に徹底した捜査、検証、真相究明が行われてしかるべきである。憶測は憶測でしかないにも関わらず、視聴率を正義とするメディア、あるいは何らかしらの意図を持ったメディアは、その気になれば憶測をさも真実であるかのように見せることができてしまうのだ。

(略)


国家最高レベルの捜査チームを立ち上げ、まずはありとあらゆる可能性を徹底検証、真相究明することが求められるはずだが、今日までのずさんな情報の取り扱いを見ていると、そのようなことが実施できているかどうかは甚だ疑問である。

国家の安全保障に甚大な影響をきたす重要人物の暗殺。政府は即座に高度な調査チームを立ち上げるべき事案ではないのだろうか。日本全体が山上容疑者に踊らされていることは、まさに恥ずべきことであろう。