日差し避ける屋根があれば…暑さ指数4~5低下、外で運動できるかも
木村俊介2022年8月9日 11時00分

 日差しが照りつける場所に比べ、風通しがよく屋根がある場所では「暑さ指数」(WBGT)が4~5ほど低くなることを、中京大の研究チームが実験で確かめたと発表した。屋根がある運動スペースでは、こまめに暑さ指数を測りつつ、夏でも学校などでスポーツ活動ができるという。

 日本スポーツ協会のスポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック(2019年)では、暑さ指数31以上で「運動の原則中止」、28以上31未満が「厳重警戒(激しい運動は中止)」、25以上28未満は「警戒」で積極的に休憩をとり、適宜、水分・塩分を補給する、とされている。

 チームは2019年8月中旬、岐阜市で開かれたテニス大会の会場で、携帯型の暑さ指数計を使い、屋外のコートと側壁がない屋根付きコートでの値を比較した。
https://www.asahi.com/articles/ASQ886R2BQ85ULBH009.html