愛知県犬山市で9日、車の中から小学生の姉弟の遺体が見つかり、自宅からは母親の遺体が見つかった事件で、行方不明となっていた父親(42)が13日、犬山市内で見つかった。関係者の話で分かった。県警は事情を聴く方針。

 事件は9日夕に発覚。犬山市八曽の山林を通る市道に止まっていたワゴン車の後部座席の足元から、同県扶桑町小淵の小学4年田中千結さん(9つ)と同1年十楽君(6つ)の遺体が見つかった。その後、自宅から2人の母親の智子さん(42)の遺体も見つかった。司法解剖の結果、死因は智子さんと十楽君が頸部圧迫による窒息死とされ、千結さんは胸を刺されたことで心臓の周囲に血液がたまって圧迫される「心タンポナーデ」とみられる。
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