サツマイモの立ち枯れや腐敗を引き起こす「基腐病」の被害が深刻だ。カビ(糸状菌)によって引き起こされ、日本では2018年に沖縄県で初めて確認されて以降、27都道県に拡大。加工品の生産にも影響が出ている。収穫量を大きく減らした鹿児島県では、菌を畑に持ち込ませないなどの地道な水際対策が進む。

農林水産省によると、サツマイモの作付面積が全国1位の鹿児島県では、21年の収穫量が前年比約2万4千トン減の約19万トンと過去最低だった。県によると、21年に1株でも症状がみられた畑は県全体の75%に上り、基腐病が収穫量減に大きく影響したとみている。

共同通信
2022/8/16 17:43 (JST)
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