0001樽悶 ★
2022/08/17(水) 23:33:24.61ID:EFAE7zzG9古代の犬は、小、中小、中、中大、大級に分類され、今回は中大級に該当するという。
犬は縄文時代から番犬や猟犬として飼われ、弥生時代には食用の家畜とする習慣が伝わったとされる。出土した骨には解体された痕跡はなく、溝の底からまとまった状態で見つかったことから、儀礼のために供えられた可能性があるという。
体高は大腿骨の長さから推定。古墳時代では蔀屋北(しとみやきた)遺跡(大阪府四條畷市)でも5世紀中ごろの中型犬の骨が出土している。
骨は桜井市教育委員会が2014年度に実施した調査で、遺跡中枢の大型建物群跡東側に位置する深さ約1メートルの溝底から出土した。ほぼ1体分の全身骨格とみられ、古墳時代初頭の3世紀前半のものと考えられるという。
纒向遺跡は3世紀初めごろ出現した巨大集落跡。卑弥呼の宮殿説のある大規模な建物跡や運河跡、九州から関東に至る各地の土器が見つかっており、初期ヤマト王権が築いた都との見方が強い。
分析した元大阪府立狭山池博物館学芸員の宮崎泰史さんは「朝鮮半島などから人と共に中型犬が渡来し、日本の犬の形質が変化した可能性がある」と話している。
2022年8月16日 11:50
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF158JA0V10C22A8000000/