【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】

 西村康稔経産相
 (兵庫・当選7回)

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 昨年10月に経済再生担当相を退任して以来の再入閣。自民党の最大派閥・安倍派内で、萩生田政調会長と「跡目争い」を繰り広げている。

「エネルギーやインバウンドなど、経産省主導の政策をめぐって党政調会長の萩生田さんとバチバチやるのかどうか。
西村さんは長い物に巻かれるタイプですし、元経産官僚なので、岸田首相にしてみれば使いやすい。
政調会長に抜擢された萩生田さんが、自分だけ取り立てられては安倍派内からバッシングを浴びるため、
あえて後任に西村さんを据えるよう岸田さんに直訴したともいわれています」(官邸関係者)

■世界各国美人図鑑

 昨年5月末、西村が公式サイトで「とっておきの1枚」と題して投稿していた写真がSNS上で大炎上。
「世界各国美人図鑑」と名付け、国内外で撮った女性の写真を〈美人スチュワーデスさんが、バナナをほおばるのを目撃!?〉などの一言を添えて紹介していた。
中には、被写体に承諾を得ていない“盗撮”と思われるものもあり、ネット上で〈気持ち悪い〉などと批判を浴びた。

 名門・灘高校を経て、東大法学部を卒業。2003年に初当選。
エリートゆえのおごりか、部下に対するパワハラがたびたび週刊誌上で取り上げられている。
夜中に「明朝まで」という指示メールを送ったり、「おまえらの能力が低い」などと面罵したり。
下に厳しすぎる一方、上にはペコペコする性格が自身の評価にも直結。仲間内でも評判は芳しくない。

「肩書は安倍派事務総長ですが、とにかく人望がない。安倍元首相が銃撃された際、搬送先の病院にいち早く駆け付け、
最期を看取り、葬儀では弔問客の対応を遺族の傍らで仕切っていた。
一応、『事務総長だから』という理屈は通りますが、後継をアピールするような露骨な動きに、
派閥幹部の中には『あいつは何様なんだ』と面白く思わない人もいたといいます」(自民党関係者)

■「コロナとの死闘」

 今年5月に出版した著書「コロナとの死闘」が酷評の嵐。コロナ担当相時代を自画自賛しつつ振り返った内容に、
Amazonのカスタマーレビューでは527件の評価のうち「星1つ」が92%を占める。
https://news.yahoo.co.jp/articles/de294f3cb7498dd07324de92c6a4a9e16d410033