※2022/08/28 15:35

 遊園地などにある「立体迷路」の事故を防ぐため、消費者庁の消費者安全調査委員会(消費者事故調)が実態調査に乗り出した。全国に約40か所あり、子供も大人も気軽に探検気分を味わえる施設だが、昨秋には兵庫県の遊園地で利用客6人が重軽傷を負う転落事故が発生。法規制がないため、管理が事業者任せになっている側面もあり、専門家は安全対策を強化する必要があると指摘している。

背中の骨折る
 「一瞬の出来事で、何が起きたのか分からなかった」

 家族で訪れた兵庫県加東市の遊園地「東条湖おもちゃ王国」で事故に遭った大阪府東大阪市の大工の男性(28)は、当時の状況をそう振り返る。

 事故が起きたのは、昨年10月10日の午後2時頃。「カラクリ迷宮のお城」と名付けられた立体迷路の3階部分から、約1メートル四方の床板が2枚抜け落ち、男性を含む男女7人が2・4メートル下の2階に転落した。男性を含む4人は軽傷ですんだが、妻(28)ら2人は背中の骨を折るなどの重傷を負った。

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読売新聞オンライン: 朽ちた「迷宮のお城」で重傷事故、建築物に該当せず安全基準なし…同様施設が全国40基.
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220828-OYT1T50035/