故安倍晋三元首相の国葬をめぐり、岸田文雄首相は8月31日、葬儀委員長として、葬儀当日には哀悼の意を表するため、各府省では弔旗を掲揚するとともに、葬儀中の一定時刻に黙禱(もくとう)することを決めた。

 弔意表明をめぐっては、過去の首相経験者の国葬や合同葬では行政機関や国民に広く弔旗の掲揚などを求める閣議了解をしてきた経緯がある。首相は同日の記者会見で、今回の国葬では「国民一人ひとりに弔意の表明を強制するとの誤解を招くことがないよう閣議了解は行わなかった」と説明。地方自治体や教育委員会などへの弔意表明の協力も要請しないという。ただ、各府省については葬儀委員長決定として、各府省で弔意を表明することにしたと説明した。

 また、同日にあった葬儀の実…(以下有料版で、残り202文字)

朝日新聞 2022/8/31 18:55
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