さいたま市の清水勇人市長は1日の定例記者会見で、2018年~21年のいずれも7月、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)関連団体の自転車イベント「ピースロード」の埼玉実行委員会が市を表敬訪問していたと明らかにした。18、19年は清水市長が会い、20、21年は日野徹副市長が面会したという。

 市によると、確認できた21年の実行委名の依頼文書には、イベントの趣旨に加え「支援をお願いしたい」と書かれていた。清水市長は「自転車のイベントで私たち(さいたま市も)自転車の街づくりをしている。地元選出議員の要請もあった」と訪問を受けた理由を述べた。県議と市議から要請されたとしたが、名前や人数は明かさなかった。「認識が甘かった。今後は相手が社会的な問題に関与していないかなど、慎重に精査する」と述べた。【岡礼子】

毎日新聞 2022/9/2 09:06(最終更新 9/2 09:06) 350文字
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