0001七波羅探題 ★
2022/09/08(木) 17:29:27.94ID:6wrUA83M92022年9月8日 6:00
https://kahoku.news/articles/20220907khn000030.html
仙台市ガス事業の2021年度決算で、累積赤字が1996年度以来25年ぶりに解消したことが分かった。東日本大震災などの影響で2013年度に最大279億2700万円あったが、設備投資の終了や販売単価の上昇を反映し、14年度から8年連続で確保した黒字分が穴埋めした。
21年度の経常利益は43億9600万円。都市ガス販売量は20年度比で微減となったが、ガス料金算定の基となる液化天然ガス(LNG)などの平均原料価格が市ガスの調達価格より高値だったため、利益が増加した。
その結果、20年度末時点で残っていた4億5500万円の累積赤字はなくなり、39億4100万円の利益剰余金が出た。
市ガスの累積赤字の推移はグラフの通り。原料を石油系ブタンガスからLNGに切り替える「熱量変更」が1997~2004年度にあり、港工場(宮城野区)の整備や導管の敷設など多額の投資が必要となった。
東日本大震災で被災した港工場の復旧費もかさみ、固定資産除却などの特別損失を計上。13年度に赤字額が最大に膨れ上がった。14年度以降は経営が堅調に推移し、赤字解消に至った。
企業債残高の圧縮も進む。21年度末時点で285億8900万円と、最大だった01年度末(1070億1800万円)の4分の1まで減少した。
市ガス局の担当者は「事務作業の効率化など経営努力を進めてきた成果ともいえる。原料価格の高騰がいつまで続くか不透明な部分もあり、気は緩められない」と説明する。