「静岡のせいでリニア工事が遅れている」イメージを払しょくに動く知事の動向を憂慮 JR東海社長が静岡県知事と急きょ会談…事態の進展も雪解けも見られず
国内
2022年9月13日(火) 20:33

リニア工事をめぐる静岡県知事とJR東海社長のトップ会談が2年ぶりに実現しました。膠着状態が続く中で急きょ設定された会談でしたが、具体的な進展は何も見られませんでした。

<松木翼記者>
「JR東海の金子社長が県庁のエレベーターを降りました。2年ぶりに知事室へと入っていきます」

<静岡県 川勝平太知事>
「暑い中ようこそお越しいただきました」


<JR東海 金子慎社長>
「よろしくお願いします」

2年ぶりとなる川勝知事とJR東海・金子社長のトップ会談は、2年前とは違い、非公開で行われました。

実は、金子社長がこの会談を持ちかけたのは、わずか5日前。その前日には、川勝知事が持論である「『部分開業』の可能性を探るため」として神奈川県のリニア工事現場を視察していました。しかし、視察後の発言では…

<川勝平太知事>
「車両基地の問題は、これはきょう発見したのでショックでしたね。部分開業もそもそも、そこ(車両基地)ができない限り、絵に描いた餅になる」

神奈川県内に建設予定の車両基地の用地買収が進んでいないのを目の当たりにしたとして、神奈川ー山梨の「部分開業」はもちろん、2027年の開業も大幅に遅れるとの見解を示したのです。



すると翌日、JR東海の金子社長は知事の見解をすぐさま否定します。

<JR東海 金子慎社長>
「知事が他県の工事状況について特別な情報を持っているのか分からないが(車両基地の)土地の半分くらい取得している。用地を取得したところから工事を進めていく」

しかし、知事はこの問題をきっかけに批判の矛先をリニア建設促進期成同盟会に加盟する都府県の知事らにも向けました。

<川勝平太知事>
「この間の期成同盟会の臨時総会でも(どの知事も)『やってる、やってる』『全て順調にいっている』という話でした。それ(工事の遅れ)を知らないってことであれば大問題。知らせなかったとなれば…情報の秘匿ですね。『不都合な真実は言わない』ということはあってはならない」

これは、つまり「静岡以外でも工事が進んでいない所はあるのに、その情報が隠されている」という主張です。知事がこうした発言をする背景にあるのは…。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/sbs/151405?display=1


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