詐欺未遂の容疑で逮捕された遠藤大介容疑者47歳(フェイスブックより)
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遠藤容疑者の会社が運営する旭川市の「マルカツデパート」
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 新型コロナ対策の北海道の協力支援金をだまし取ろうとしたとして、旭川市のテナントビルを運営する会社の社長が逮捕されました。

 詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは、旭川市中心部のテナントビル「マルカツデパート」の運営会社社長、遠藤大介容疑者47歳です。

 遠藤容疑者は去年8月31日ごろ、デパートに入る自らのテナントが北海道の要請に応じ、休業や時短営業をしたと虚偽の申請をして、コロナ対策の協力支援金をだまし取ろうとした疑いが持たれています。

 警察によりますと、遠藤容疑者は、デパートの3つのフロアの3000平方メートルほどを貸しスタジオとして営業しているように見せかけ、約1100万円の協力支援金を申請。

 申請を受けた北海道は、書類の不備や不審な点などに気づき、協力支援金の給付を保留していましたが、その後も遠藤容疑者の会社から申請が相次いだため、現地を調べたところ、営業実態が無かったことが判明したということです。

 12日に被害の届け出を受けた警察は、捜査をすすめ、27日、遠藤容疑者の会社や自宅など数か所を家宅捜索し、逮捕に踏み切りました。

 警察は、捜査に支障が出るとして遠藤容疑者の認否を明らかにせず、遠藤容疑者が新型コロナの持続化給付金など、別の詐欺事件にも関与している上、暴力団に資金を流す目的があったとみて引き続き調べをすすめています。

 警察によりますと、北海道の大型商業施設に対する協力支援金をめぐる逮捕は、初めてだということです。

9/28(水) 8:11配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/f664f8b62d041f8cf536ea240efb8cd7db2a21ec
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