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 東京五輪・パラリンピックをめぐる汚職事件で、出版大手「KADOKAWA」の角川歴彦(つぐひこ)会長(79)が、4日に贈賄罪で起訴されたこと受け、会長を辞任する意向を固めたことが、関係者への取材で分かった。

 東京地検特捜部は9月14日に角川会長を逮捕し、勾留期限の4日に起訴した。

 起訴状によると、角川会長は部下と共謀し、大会組織委員会の元理事・高橋治之容疑者(78)=受託収賄罪で起訴、再逮捕=に対し、大会スポンサーに選定するとともに、協賛金を3億8千万円以内に抑えてほしいなどと依頼。そのうえで、19年9月~21年1月に計約6900万円の賄賂を送金したとされる。

 関係者によると、角川会長は逮捕後、一貫して資金の賄賂性を否定しているという。

 角川会長は1993年、KADOKAWAの前身の「角川書店」社長に就任し、相談役を経て17年から会長を務めていた。