※2022年10月10日 13:30
日本経済新聞

国会は連休明けの11日から一部を除いてほぼ1週間、審議をしない。衆参両院で開く予算委員会は17日の予定で、法案の審議は10月下旬からになる。3日召集の国会が序盤から足踏みし、異例の「開店休業」状態に入る。

岸田文雄首相の所信表明演説への各党の代表質問は7日に終わった。本来なら間を置かず、すべての閣僚が出席する予算委の基本的質疑に移る。今回は慣例が壁になった。

鈴木俊一財務相が12~13日にワシントンで開く20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出席する。11日に日本を出発し15日に帰国予定だ。

鈴木氏が不在の間は予算委が開けない。予算委をほかの委員会での審議より優先する慣例にならった結果、国会の日程全体が目詰まりした。

立憲民主党など野党からは批判が相次いでおり、矛先は国会運営の司令塔である自民党の高木毅国会対策委員長に向く。

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