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大阪府・市 「パビリオン」建設費40億円余増額で補正予算案
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20221011/2000067199.html

10月11日 17時15分

2025年の大阪・関西万博で大阪府などが設けるパビリオンの建設費用が、物価の高騰などで当初の見込みより40億円余り増えて、115億円が必要になったとして、大阪府と大阪市は増額分を負担するための補正予算案をまとめました。

2025年の万博で大阪府や大阪市、経済界などは、「未来都市の生活」をテーマに医療や健康分野を中心とした展示をする「大阪パビリオン」を設けることにしていて、ガラスで覆われた屋根に水を流すなどして、幻想的な空間にするとしています。

パビリオンの建設費用について、大阪府などは当初、74億円ほどと見込んでいましたが、物価の高騰などで増額が見込まれたことから精査した結果、40億円余り多い115億円がかかる見通しになりました。

このため大阪府と大阪市は、40億円余りの増額分を折半して、今年度から令和7年度にかけて負担するための補正予算案をまとめました。
府は、11日午後、補正予算案を議会に提出し、市は、近く、議会に提出することにしています。

大阪府の吉村知事は記者団に対し「物価高騰に加え、パビリオンの屋根の見積もりに甘い部分があり、施工する事業者と精査した。この費用の範囲におさめたい」と述べました。