【ニューヨーク時事】国連総会(193カ国)は12日の緊急特別会合で、ウクライナ東・南部4州で強行された「住民投票」とロシアへの「併合」は違法だとして非難する決議を、日米など143カ国の賛成多数で採択した。反対はロシア、北朝鮮、ベラルーシ、シリア、ニカラグアの5カ国にとどまり、中国やインドなど35カ国は棄権と表明。残りは投票に参加しなかった。

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 2月に始まったロシアのウクライナ侵攻をめぐる国連総会決議の採択は今回で4回目。3月初めの侵攻非難決議(賛成141カ国)を上回る最多の143カ国が支持に回り、ロシアの国際的孤立が改めて浮き彫りになった。
 「ウクライナの領土保全、国連憲章の原則を擁護」と題された決議は、ロシアによる住民投票と一方的な併合は「違法」であり「無効」だと明記。4州の帰属変更を承認しないよう各国や国際機関に訴え、ロシアに対しても一連の決定を撤回するよう求めた。ただ、総会決議に法的拘束力はない。(2022/10/13-11:43)

時事ドットコム 2022年10月13日11時43分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022101300168&g=int