産経新聞2022/10/17 14:33
https://www.sankei.com/article/20221017-U5KBNFXPJRNG5EB43IAWCQMKNU/

17日午前9時半ごろ、京都市東山区本町の東福寺で、京都古文化保存協会の男性職員(30)が運転する乗用車が、現存する日本最古の便所として知られる東司(とうす)(国の重要文化財)に後進して突っ込んだ。けが人はいなかったが、木製の扉や柱が壊れたという。

京都府警東山署と東福寺によると、男性は前進するつもりが、バックにギアを入れたままアクセルを踏み、そのまま突っ込んだとみられる。男性は業務で東福寺を訪れていたという。

東福寺は13世紀に創建された臨済宗東福寺派の大本山として知られる。東司は15世紀前半の室町時代に建てられ、修行僧が利用していた。

東福寺資料研究所の石川登志雄所長は「今までにない大きな事故であぜんとしている。一日も早い復旧を目指す」と話していた。