ダイドードリンコは24日、「鹿せんべい」の自動販売機を奈良市の奈良公園内に設置した。有人店舗が開いていない夜間や早朝の時間帯にも買えるようにすることで、観光客が他の食べ物を与えることを防ぎ、シカの健康を守る狙い。

 自販機はシカの保護施設「鹿苑」前と春日大社の境内の2カ所に設置した。飲料と鹿せんべいを併売する。価格は箱代などのコストも含めて10枚500円と有人店舗の200円より割高だが、売り上げの一部はシカの保護団体に寄付するという。

 公園では鹿せんべい以外の餌やりによるシカの健康被害が問題になっており、地元の観光振興団体などと共同で自販機を開発した。

共同通信
2022/10/24 17:58 (JST)
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