2022/10/15
処刑された30人の米国スパイ 春名幹男
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【国際】 「横須賀・厚木・茅ヶ崎でスパイ訓練を施し、中国に送り返す」 水面下で繰り広げられる米中“情報戦争”[10/20] [LingLing★]
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/news4plus/1666276313/1,18-21
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 中国との「国交正常化」をめぐる舞台の裏で、日米中間の暗闘があったことはあまり知られていない。
 ニクソン訪中の1週間前、2月14日付のCIA「インテリジェンス・メモ」が強い警戒感を示した。
「日本に台湾との外交関係を断絶させ、中国を唯一の合法的政府と承認させる好機になると中国は感じている(中略)日本が中国を承認すれば、米国に対し、それに追随せよとの圧力が高まると中国は信じている」
 つまり、日本が中国と国交正常化をすれば、米国も正常化を求められる、とCIAは懸念したのである。
 先に訪中したのはニクソンで、2月27日に「上海コミュニケ」を発表した。しかしヘンリー・キッシンジャー大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は巧みな外交で、米中国交正常化を避けた。
 こうなれば、ぜひとも日中国交正常化を実現させねば、と周恩来首相は考えた。7月7日に田中角栄内閣が発足すると、その3日後に周首相の密命を帯びた「上海舞劇団」が来日する。その団長は舞劇団の人間ではなく、当時中日友好協会副秘書長の孫平化だった。孫は1カ月以上日本に滞在して、大平正芳外相と四回も会談、「日中国交正常化」の概要をまとめた。孫は知日派として知られていたが、同時に情報の世界の人間でもあったといわれる。おかげで周首相の狙い通りの展開となった。