ロシアが併合を宣言したウクライナ南部ヘルソン州のロシア側「行政府」トップ、サリド氏は26日、州内のドニエプル川西岸から退避した住民の数が既に7万人を超えたとの見方を明らかにした。ロシア通信などが伝えた。

 ロシアが併合したクリミアのテレビに出演したサリド氏は、行政府もロシア軍も「われわれの土地を放棄するつもりはない」と述べ、住民退避は一時的なものだとの立場を強調した。

 同行政府は、ウクライナ軍が反撃を強めているとして州都ヘルソンが位置する西岸地域の住民に東岸地域などへ退避するよう呼びかけている。(共同)

共同通信 2022/10/26 23:45 (JST)
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