[2022年10月27日18時42分]

静岡県小山町の県道で観光バスが横転し、1人が死亡、26人が重軽傷を負った事故で、県警は27日、
自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで送検された運転手野口祐太容疑者(26)=埼玉県飯能市=立ち会いの下、現場で実況見分をした。

フットブレーキの多用でタイヤ内部が過熱して利きが悪くなる「フェード現象」が原因とみられており、ブレーキが利かなくなった地点や事故直前の速度を確認した。

野口容疑者は現場の県道を300メートルほど歩きながら警察官に横転時の状況を説明。タイヤ痕が残された地点では10秒ほど深々と頭を下げた。

バスは13日午前11時50分ごろ、富士山須走口5合目から下り坂を走行中、右カーブを曲がりきれず道路左側ののり面に乗り上げて横転した。

捜査関係者によると、野口容疑者は「ブレーキが利かなかった」と供述。事故車両を検証した結果、タイヤ内部に焼けたような痕跡が見つかった。(共同)

https://www.nikkansports.com/general/news/202210270000838.html