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現職と新人の2人による争いとなった福島県知事選挙は、無所属で現職の内堀雅雄氏が(58)共産党が推薦した新人の草野芳明氏を抑え3回目の当選を確実にしました。

内堀氏は長野市出身の58歳。
旧自治省に入省し、福島県に出向して副知事を務めたあと、8年前の福島県知事選挙で初当選しました。

内堀氏は震災と原発事故からの着実な復興を掲げ産業の活性化によって急速に進む人口減少に歯止めをかけるとともに来年春をメドに計画されている(R5)福島第一原発にたまる「処理水」の海への放出では、国と東京電力に万全な風評対策を求めると訴えました。

その結果、自民・公明両党や立憲民主党、国民民主党の支持層に加え、いわゆる無党派層からも幅広く支持を集めました。

内堀氏は、「いまの福島県政は重く困難な課題を抱えている。震災や原子力災害、それに各種自然災害からの復旧復興や新型コロナ対策など、県民の皆さまが『しっかりやってほしい』と願うことが多くある。期待に応え、前進して挑戦を進化させ、1つ1つ県の施策を実現していく」と述べました。

2022年10月30日 21時05分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221030/k10013875171000.html