KNT-CTホールディングス(東京都新宿区)が2022年秋冬の国内旅行トレンドを発表し、同社の国内旅行売り上げは前年同期比で346%とコロナ前の約8割の水準まで回復していることが分かった(10月23日時点)。

「全国旅行支援」の開始後、近畿日本ツーリストの国内旅行売上伸び率は、開始前と比較して前週比184%増加しており、出発直前での申し込みや12月下旬までの予約数が大幅に増加しているという。

 「全国旅行支援」の実施予定期間である10月11日~12月20日までの県別予約者数ランキング(10月28日に調査)では、「千葉県」が1位を獲得した。東京ディズニーランド・ディズニーシーへの観光客が多いことから、コロナ禍前・後も変わらずトップだという。

 2位は紅葉スポットが多い「京都府」、3位に「東京都」、4位が「大阪府」と続いた。

 11月1日~1月31日に出発のツアーを申し込んだ人を対象にした人気コース予約者数ランキング(10月1日に調査)では、京都の紅葉を巡る「世界遺産・高山寺では早朝優先拝観 紅に染まる錦秋の京都紅葉10選 3日間」コースが1位を獲得。2位は「4日間で充実の観光 決定版! 北海道 絶景ハイライト 4日間」、3位は北陸の「タグ付き越前ガニとブリ尽くしを堪能 世界遺産五箇山・東尋坊・金沢名所めぐり3日間」だった。「北海道」(2位・8位)や「奄美大島」(6位)、「沖縄」(7位)など遠方旅行の人気も高く、予約は5月頃から入り始めていたが「全国旅行支援」発表後の9月末から一気に増加したという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9924a50d1da72dc5ae319cf1cdb6b9f2f4d49700