外務省は2日、自民党の外交部会などの合同会議で、2022年度第2次補正予算案の概要を示した。

 ロシアが侵攻を続けるウクライナやその周辺国に対する支援に600億円を計上。政府開発援助(ODA)に848億円を積んだ。総額は2673億円で、同省の補正予算案として過去最大。

 政府はこれまで、ウクライナに対する計約11億ドル(約1620億円)の支援実施を表明。岸田文雄首相は冬季に入ることを踏まえ、避難施設の暖房整備や防寒具供与など追加支援を行う考えを示している。

 補正予算案には、急激な円安に対応する費用も盛り込んだ。ODA事業費の目減り分を埋めるため、75億円を計上。海外で勤務する職員に支給する手当や旅費の上乗せ分として20億円を措置した。 

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