※11/2(水) 21:50配信
神戸新聞NEXT

 兵庫県姫路市の姫路女学院高校ソフトボール部で明らかになった男性顧問=10月12日付で懲戒解雇=による暴力行為で、顔をたたかれ顎が外れるなどの大けがを負った1年生の女子生徒(16)が2日、神戸新聞社の取材に応じた。代理人弁護士と保護者が同席した。生徒は学校に通えなくなり、退学した。学校への不信感なども重なり、医師から急性ストレス反応とうつ状態と診断された。

 ■「謝り続けるしか方法が見つからなかった」

 女子生徒は9月24日、大会にユニホームを忘れたという理由で男性顧問に顔をたたかれた。その後、顎が外れた状態で5時間以上、顧問のそばに立っていた。

 「先生に近づいても練習をしようとしても怒られて、何をしていいか分かりませんでした。グラウンドにも入れてもらえませんでした。その時は許してもらうために、謝り続けるしか方法が見つかりませんでした」

 「女性コーチもいましたが、『諦めずに声をかけ続けるしかない』と言われました」

 女子生徒は今年4月、ソフトボール部の特待生として入学していた。同部は学校の強化指定クラブになっている。

 「それまでもたたかれたり、他の子との対応に差があったりしていました。その日にたたかれたことで吹っ切れました。ああ、この人とこのチームで続けても、自分がしたいソフトボールはできないと思いました。その日のうちに、翌日の大会に出場した後、退部することを決めました」

 だが、翌日も顧問は女子生徒の尻を蹴ったり、頭をたたいたりし、暴言を吐いた。精神的ショックが大きく、学校に通えない状態が続いた。

 「戻ってもまた同じようなことになると思いました。コーチとも話はしていて、味方になってくれるって言っていたけどもう信用もできませんでした」

 ■突然の会見「全然寄り添ってくれてなかった」

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