秋田テレビ

2022年11月9日 水曜 午後6:15

 コメ作りが一段落した秋田県横手市で9日、農産物の品質や形を競う恒例のコンクールが開かれ、あっと驚く「大物」や、見るも愉快な「珍品」などが勢ぞろいした。
 通算46回目の「自まんこコンクール」は、横手市のJA秋田ふるさと金沢支部女性部が、コメづくりが一段落するこの時期、生産者に互いの農産物の出来を見ながら交流を深めてもらおうと毎年開いている。
 2022年は、金沢地区の約50の生産者から「良品」「大物」「珍品」の3部門に182点が出品された。
 夏の長雨の影響で大根や白菜が不作で、出品数が例年より少ないものの、生産者の努力と自然の神秘が生み出した珍しい農産物がそろった。
 来場者の「あらあら」が止まらない「珍品」がこちら。女性部長賞を獲得した大根は、二股に分かれたあと幾重にも絡みついていて、そうなった理由が誰も分からないという、まさに奇跡の逸品。
 女性部長賞を受賞した東海林笑子さん:
「『うわ、変わっている。珍しいのできた!』と思った。折らないようにスコップとくわを使って堀り上げた。2023年は賞がつくような立派なものを作りたい」
 金沢支部女性部では、健康第一で野菜作りに励んでもらい、2023年もコンクールを開いて地域を元気にしていきたいと話している。

https://www.fnn.jp/articles/-/442789