※BBC News, ニュース
2022年11月19日
更新 3時間前

米ツイッターは18日、オフィスを週明けまで一時的に閉鎖すると従業員に伝えた。さらに、多くの社員を一気に失ったことから、ツイッターそのものが近く使えなくなるのではとの懸念が出ている。こうした中、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は19日夜、ツイッター上のアンケート結果を受けて、ドナルド・トランプ前米大統領のアカウント凍結を解除すると発表した。

米起業家マスク氏が10月末に同社の買収を完了して以来、ツイッターでは運用方針が矢継ぎ早に変わり、大手企業が広告を停止したほか、多くの従業員が解雇されたり退職したりと、混乱が続いている。

ツイッター社は18日、オフィスを週明けまで一時的に閉鎖すると従業員に伝えた。BBCが確認した社内メッセージによると、21日にオフィスを再び開くとしている。理由は明らかにしていない。

ただし同日付の米紙ワシントン・ポストなど複数報道によると、マスク氏は同日、「実際にソフトウェアを書く」エンジニアたちをサンフランシスコの本社に集めたという。中には、17日までに退職したエンジニアにも、本社に来るよう指示するメールが届いたという。

マスク氏はその後、「ツイッター本社コードレビューを出るところ」として、ホワイトボードに描かれたシステム関連図や、集まったスタッフの写真などをツイートした。さらに、ツイッター上でアンケートを行った後、トランプ前大統領のアカウント凍結を解除すると発表した。

これに先立ち、16日付のワシントン・ポストによると、マスク氏は同日、「ハードコア」に「長時間働く」と「誓う」か、応じられない場合は3カ月分の解雇手当と引き換えに辞めるか、17日までに回答するよう求めるメールを社員に送った。

これを受けて、多くの社員が退職を選んだとみられており、匿名を希望する元従業員はBBCに、「様子がはっきりすれば、残るのは2000人以下だと思う」と話した。

マスク氏の買収前、同社の社員は約7500人だった。加えて多くの契約社員も雇っていたが、その大半が解雇されたとみられる。

別の元従業員は、自分は長時間働く覚悟だったものの、マスク氏の相次ぐメールに反発して辞任したと話した。

「自分はすでに週60~70時間働いていた。なのに、『ここで働くのは特別なツイープ(ツイッター社内でのスタッフの呼び方)だけであるべきだ』などと、何度も繰り返しメールで社員を脅すような人のためには、働きたくなかった」のだと言う。

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https://www.bbc.com/japanese/63686279