「うちの店でカタールはゴメンだ」人権問題に抗議、ヨーロッパでW杯観戦ボイコット拡大
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サッカーの強豪国がひしめく欧州で、カタールで開幕したワールドカップ(W杯)の観戦ボイコットの動きが広がっている。
カタールの人権問題や国際サッカー連盟(FIFA)の大会運営のあり方への批判が根強いためだ。

W杯に対する問題意識として、社会的に浸透していく可能性もある。

ドイツ代表は優勝候補の一角とされているものの、国内の盛り上がりは今ひとつだ。
有力誌シュピーゲルの世論調査では、7割が代表の試合を「見ない」と答え、77%がW杯への関心が前回大会より「下がった」と回答した。

2月に行われた別の世論調査では、今大会に否定的な要因として、回答者の8割が「開催国の人権状況」と「W杯絡みの腐敗」をともに問題視した。
批判の矛先がW杯開催のあり方そのものにも向けられているのは明らかだ。

「うちの店でカタールはゴメンだ」。SNS上では、こうした言葉で、飲食店への呼びかけが拡散している。全土で約200店が呼応し、放映しない見込みだ。
各国報道によると、ロンドンやパリ、バルセロナなどの主要都市では、カタール大会のパブリックビューイング(PV)が見送られる。