例えばウィキペディアを読み、ユーチューブを見て、グーグルで検索するような今日的行為は、基本的にタダであるからGDPにはカウントされない。
それでもこれらの作業は、日常を豊かにしてくれているはずだよね。
あるいはロシアでは警察官が信用できないから早くからドライブレコーダーが普及した。
日本は諸外国に比べて治安も良いし警察も賄賂を貰わないから警備関係や護身用武器の市場が貧弱だ。当然GDPには算入されない。ところが欧米諸国では警備ビジネス、武器ビジネス、向精神薬ビジネスが盛んで、それらはGDPとして計算されることになる。
だから一定の経済成長をもたらすことになるんだけど、それは本当に良いことなのだろうか。
日本は消費税が導入されてから、お金をやり取りするたびに税金がかかるからお金のやり取りをなるべく抑えて豊かになる社会に変容していった。
製品の需給やGDPといった旧来のお金ベースや製品ベースで人間の営みの豊かさを測るって手法と現実の生活とズレが出てきている。
何か新しい現実にあったモノサシを使わないと政策を間違えると思うな。