旧統一教会の被害者救済に向けて、悪質な寄付を規制する新たな法案をめぐり、野党4党の国会対策委員長は、委員会での審議を充実させるため、岸田総理大臣に対する質疑などを与党側に求めていくことで一致しました。

新たな法案は、6日の衆議院本会議で審議入りする見通しで、これを前に野党4党の国会対策委員長が協議しました。

そして、委員会での審議をより充実したものにするため、岸田総理大臣に対する質疑と被害者支援にあたってきた弁護士などへの参考人質疑を行うよう、与党側に求めていくことで一致しました。

立憲民主党の安住国会対策委員長は記者団に「丁寧な議論のためにはそれなりの時間が必要だ。1か月半ほど政府・与党側と議論してきた経緯があるので、その点は考慮に入れる。政府・与党がかなり歩み寄って実効性が出てきた部分もあることを勘案して、被害者のためになる法案に近づける努力をしたい」と述べました。

NHK 2022年12月5日 16時28分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221205/k10013913511000.html