毎日新聞 2022/12/7 18:05(最終更新 12/7 18:05)

 南米アルゼンチンの連邦裁は6日、大統領在任中(2007~15年)などの公共事業に絡む汚職の罪で、現政権で副大統領を務めるクリスティナ・フェルナンデス元大統領(69)に対し、禁錮6年の有罪判決と公職永久追放を言い渡した。フェルナンデス氏は判決を不服として控訴する方針。

 フェルナンデス氏は、03~07年に大統領を務めた夫の故キルチネル氏の出身地である南部サンタクルス州の道路工事を巡る入札に関し、03~15年に組織的に共謀して特定業者に便宜を図った疑いが持たれていた。16年に起訴され、今年8月に検察側が禁錮12年と公職追放を求刑した。被告は無実を主張していた。

https://mainichi.jp/articles/20221207/k00/00m/030/183000c