事件で取引された「ポケモンカード」などのトレーディングカードは、若者らを中心に人気が高い。
1枚数十万円の値が付くこともあり、中古価格は高騰。投資対象となるケースや数百万円相当のカードが盗まれる事件も起きている。

一般社団法人「日本玩具協会」によると、トレーディングカードなど、2021年度のカードゲームの市場規模は約1782億円で、前年度比45%増と4年連続で拡大した。

特に人気が高いカードはアニメ「ポケットモンスター」や漫画「遊☆戯☆王」。
新型コロナウイルス禍の巣ごもり需要に加え、20年以上の歴史があり、親子で楽しむ人が増えていることも追い風という。

5〜11枚入りの1パックが165〜550円で販売されるポケモンカードは、購入時に中身を選べず、珍しい「レアカード」には高値が付く。
友人らとカードを出し合って対戦するゲームに使われるが、目当てでなかったカードなどを売買をする中古市場も活況だ。

「2年前に250万円で販売した限定カードの買い取り値は今や500万円だ」。
中古カードショップが集まる東京・秋葉原で14年から営業する「すぱいらる」の男性店員はこう話す。

イベントで限定配布されたり、絶版となったりしたカードは高額で取引され、投資目的で売買する人もいる。

インターネット交流サイト(SNS)には取引値に関する情報が多く投稿される。
店側はライバル店の動向も踏まえて値段を決めており、価格が1日で1.5倍に跳ね上がることもあるという。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2022121500403&g=soc#:~:text=%E3%83%9D%E3%82%B1%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89

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