奈良県天理市の住宅で当時59歳の女性と次男の遺体が見つかった事件で、警察は遺体発見前に追突事故を起こして死亡した長男を、2人に対する殺人容疑に加え、別に知人男性を殺害し、遺体を損壊、遺棄した疑いで書類送検しました。

 9月1日、天理市の住宅で、北田二三子さん(当時59)と次男の伸也さん(当時29)が遺体で見つかりました。
 2人の遺体には上半身に傷があり、室内には血の付いた包丁が落ちていました。

 一方、二三子さんと同居していた長男の北田克巳容疑者(当時33)は、遺体発見前の9月1日未明、奈良市の名阪国道で交通事故を起こし、その後死亡しました。

 警察は、捜査の結果、克巳容疑者が8月31日に自宅で2人を殺害した疑いが強まったとして、容疑者死亡のまま殺人容疑で書類送検しました。

 また、克巳容疑者は8月29日から30日にかけ、天理市内の公園の駐車場付近で、知人の藪下諭さん(当時33)を殺害し、十津川村の空き地に遺体を運んで焼損した後、ダムの斜面に遺棄した疑いがあることも判明。

 藪下さんへの殺人、死体損壊、死体遺棄の疑いでも書類送検されました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6861e2d4ee511656fe6c5798ea4723a4c87d6ae7