※TBSテレビ
2022年12月15日(木) 18:33

11月に一斉値上げが行われた牛乳が“余る”おそれが出ています。年末年始には生乳廃棄のおそれもあり各社は牛乳の無料配布やチーズの増量などを行っています。

都内のスポーツジム。トレーニングで汗を流す人が飲んでいるのは水ではなく牛乳です。

「牛乳のおかげか、すごくパンプがいつもよりいい感じでよかったです」
「タンパク質をしっかりとることができるので」

乳業大手の明治はジムで低脂肪乳を無料で配る取り組みを始めました。異例の無料配布。そのわけは…

明治牛乳マーケティング部 井上健吾さん
「年度当初から牛乳の需要自体が低迷しておりまして、年末年始、非常に牛乳の生乳の廃棄の問題がいま懸念されている」

牛乳余りです。その要因の1つが値上げです。

酪農の現場では原油高や円安を受けてエサ代が高騰。各社は11月に一斉に値上げに踏み切りました。店頭価格で20円程度値上がりしているとみられ、消費が4%減ると試算されています。こうした中で、冬休みは学校給食がなくなり、消費がさらに落ち込むことが確実です。

関係者が懸念するのが2006年の悪夢です。

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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/235640?display=1