防衛省は16日、中国海軍の空母「遼寧」など艦艇計6隻が東シナ海から沖縄本島南方の海域を航行し、太平洋へ抜けたと発表した。

海上自衛隊は15日午前10時ごろ、福江島(長崎県)の西約440キロの海域を南へ進む中国海軍の遼寧とフリゲート艦など計5隻を確認。また、同日正午ごろには福江島の西約420キロの海域を南東へ進む中国海軍のミサイル駆逐艦1隻も確認した。16日にかけて6隻は沖縄本島と宮古島(沖縄県)の間を太平洋へ向けて航行。東シナ海では遼寧の甲板上で艦載ヘリコプターの発着艦が確認された。

空母遼寧は昨年12月16日にも南下して太平洋で活動し、同月25日に東シナ海へ戻った。今年5月にも太平洋で艦載ヘリを発着艦させるなど活動している。

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