>>174
いや、黒田総裁はバーナンキ議長とは違うでしょ。
バーナンキは、偉大な理論家であり実務家だった。

バーナンキが言ってきたのは、金本位制からの
転換以降は、金に代わって金融政策への信用が
通貨価値を担保するようになった。

金融政策への信用(期待インフレ)は、
中銀の透明性、市場とのコミュニケーションを
通じて、維持される。
ゆえに、透明性とコミュニケーションが最重要。
「金融政策とは、98%の対話と2%の行動である」

一方、残念ながら黒田総裁は、
透明性と対話を重視してきたとは思えない。
16年にサプライズでマイナス金利を導入したり、
21年には、直前に長期金利目標は拡大しないと
発言した後の会合で、0.25%に拡大したり。