>>103
読めば判るが別に見せびらかすためじゃねえからな

「どんなに忙しくても、私は化粧だけはちゃんとしていくんですよ。『今日の艦長は化粧をしていなかった、なにか違う』となると、部下から冷静じゃないと思われるかもしれない。艦長は常に一定を保っていないと乗員を不安にさせてしまうので、いつものスタイルを変えてはいけないと思うんです。気分にむらがあっちゃいけないし、機嫌の悪い日があってもいけない。訓練が立て続いたり、海峡を通るときは艦橋で絶えず見張りを続けるので睡眠不足にもなりますが、疲れた顔を乗組員に見せてはいけない。つらいですが午前3時に起きて化粧するようなこともあります」(大谷)

 陸戦兵が顔面を深緑色にペイントするのは、草むらに身を潜めるための偽装だが、大谷のメイクは部下たちに向けたもの。指揮官の気持ちの揺らぎを覆い隠すためのカムフラージュだ。