2022/12/19 18:19

自民党の三木亨参院議員は19日、徳島市内で記者会見し、来春の徳島県知事選に無所属で立候補すると正式表明した。参院選で優遇される「特定枠」からの出馬には批判も出ているが、三木氏は「県民の利益のために立候補する」と強調。自民党に申請した推薦が得られなくても選挙戦に臨む考えを示した。

知事選への正式な態度表明は三木氏が初めて。自民は後藤田正純衆院議員も出馬意向を固めており、保守分裂含みの様相となっている。三木氏は「こちらから一本化の働きかけはしない」と語った。現職で5期目の飯泉嘉門知事は去就を明らかにしていない。

三木氏は、参院選「合区」で候補者を出せない県の救済策として党が活用する比例代表の特定枠により、令和元年の参院選で優先的に当選した。任期途中での知事選立候補には「制度も有権者も愚弄する」(共産党)との声が出ている。

三木氏が立候補した場合の参院の繰り上げ当選者について、自民では徳島県内に住ませる案が出ている。

https://www.sankei.com/article/20221219-M5NSBIM4HZPHBDFAHMTZQSIB3A/