ABEMA的ニュースショー
2022/12/20 16:05

 アメリカの物理学会で発表された、ある研究が注目を集めている。

 それは「おしっこの飛び散り方」。男性用小便器には、さまざまな形があり、それぞれ飛び散り方が違う。そこで、カナダのウォータールー大学が「飛び散り方」を研究し、飛散をおさえる方法を突き止めたという。

 研究の結果、誕生したのが、従来よりも縦に細長い形状の小便器。これを使用すれば、飛び散る尿は、従来の50分の1にまで削減されるとのことだ。

「おしっこが飛び散らない小便器を作るためには、どこを狙ってもおしっこの流れが、便器に浅い角度で当たるようにすることだ。角度が十分に小さければ、しぶきは発生しない」(研究の意訳)

 尿が放たれる角度が高くなると、飛び散る量が増えるが、低ければ少なくなる。そこで開発のヒントとなったのは、犬の放尿スタイルだ。研究チームは、オス犬が放尿時に後ろ足をあげるのは、はね返りが少ないことを本能的に知っているためだと分析した。

 犬の行動を参考に、飛んだしぶきをペーパータオルで拭き、重さを計量。液体量の比較を繰り返した結果、この形状の便器にたどり着いたという。(『ABEMA的ニュースショー』より)

https://times.abema.tv/articles/-/10060893