【海外発!Breaking News】「ドナーを見つけて!」サンタにお願いした白血病の女児、夢叶い感動のハグ(ブラジル)<動画あり>


2022年12月24日 22時0分 Techinsight

クリスマスの時期には、日本でもショッピングモールなどでサンタクロースの姿を見かけることがある。ブラジルで白血病と闘っていた女児は今から4年前、そんなサンタクロースにあるお願いをしたところ、数日後に願いが叶ったという。その後の展開も含めたクリスマスの感動のストーリーを『Good News Correspondent』が伝えている。

ブラジルのマットグロッソ州クイアバに住むマリア・エデュラダちゃん(Maria Eduarada、11)は、3歳の時に白血病と診断された。母リティエリー・サントス・ダ・シルヴァさん(Ritieli Santos da Silva)がある朝、マリアちゃんの首にしこりがあるのを発見、病院に連れて行くとそのまま入院したという。

それまで病気などしたことがなかったマリアちゃんはその後、外出もままなくなり、すぐに化学療法が始まった。そうして1年後、一度は寛解したものの、6歳だった2018年春に突然熱を出して体調が急変した。再発だった。

つらい化学療法を再開したマリアちゃんだが、病気の悪性度は高く、リティエリーさんは医師から「マリアちゃんの命を救う唯一の方法は骨髄移植です」と告げられた。リティエリーさんは自宅に戻ると、娘に隠れるようにして泣き崩れた。

それ以来というものリティエリーさんは、マリアちゃんと一緒に「ドナーが一刻も早く見つかりますように」と毎日祈りを捧げ、クラウドファンディングを立ち上げて治療代を募った。

そしてクリスマスが近づいた2018年11月中旬のこと、7歳になったばかりのマリアちゃんは母と一緒にショッピングモールに出かけ、赤い大きなソファーに座り子供たちに順番に挨拶をしていたサンタクロースにこんなお願いをした。

「私の骨髄移植のドナーを見つけて欲しいの!」

するとサンタクロースはマリアちゃんをそっと抱き寄せ、一緒に祈りを捧げると「できるだけのことをするからね」と約束した。

それから数日後、リティエリーさんは小児病院から「ドナーが見つかった」という連絡を受けて驚愕した。誰よりも喜んだのはマリアちゃんで「あのサンタクロースが願いをかなえてくれたに違いない。会って、どうしても『ありがとう』と伝えたい」と母に懇願、2人は再びショッピングモールに足を運んだ。

リティエリーさんはその日、マリアちゃんとサンタクロースとの再会の様子をカメラに収めてSNSに投稿すると大きな反響を呼んだ。

動画では、化学療法で毛髪のほとんどを失った頭にピンクのリボンをしたマリアちゃんを、サンタクロースが手を大きく広げて迎え入れるのが見て取れる。

マリアちゃんはその後、すぐ後ろに寄り添うサンタクロースに「信じてもらえないかもしれないけど、伝えたいことがあるの」と告げると、サンタクロースは「君が話してくれるのなら、もちろん私は信じるよ」と答えている。
するとマリアちゃんは嬉しそうに笑い「ドナーが見つかったの」と報告、驚いたサンタクロースは目を丸くして両手を広げ、歓喜の声をあげると満面の笑みを見せた。

マリアちゃんはそんなサンタクロースをじっと見つめ、再び後ろからしっかりとハグしてもらうと「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えていた。

https://news.livedoor.com/article/detail/23436065/