米国を襲った歴史的寒波は28日、各地でヤマを越えた。航空情報サイトによると、28、29両日に米国各地を発着予定だった5千便以上の欠航が決まるなど空の便の乱れが続いている。死者も全米で約60人に達し、混乱は収束していない。

雪害に見舞われた東部ニューヨーク州の北西部エリー郡当局者は28日、家に閉じ込められるなどして死亡したのが34人に上ったと明らかにし、さらに増えるだろうと述べた。

欠航便の大半はサウスウエスト航空で、老朽化した運航管理システムや人員不足などが原因とみられている。運輸省は同社の運営に問題があるとみて調査する方針を表明している。(共同)

産経ニュース
2022/12/29 07:28
https://www.sankei.com/article/20221229-H5NHVPZMPJLP3AHVX7CLCODCJI/