中国・北京市で新型コロナウイルス感染が急拡大する中、市内にある中国人民解放軍総医院の救急センターでは、
受け入れ患者の約半数が重症となっている。

共産党機関紙・人民日報が運営する健康ニュースアプリに報道が29日掲載された。

報道によると、解放軍総医院第一医学センター急診医学科の朱海燕主任は28日、
同科の患者数がここ数日、1日当たり700−800人と、従来の400−500人から増加したと説明。そのうち半数が重症だったという。
1日に約60人が人工呼吸器の装着など救命処置を必要としているとも述べた。

総合救急医は1回のシフトで最大200件診察することもあるという。

一方、湖北省で最多の重症患者を受け持つ武漢協和医院は、今月7日以降で1万6358人のコロナ患者を治療し、
重症の割合が33.1%だったと地元メディアが30日報じた。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-12-30/RNOIKTT1UM0W01

北京の病院に車椅子で運ばれる患者(2022年12月14日)
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