大阪・堺市で町内会のパトロールをしていた男性4人が車ではねられ2人が死亡した事件で、ひき逃げの疑いで逮捕された建設作業員が、警察の調べに対し「運転前に酒を飲んだ」と供述していることがわかりました。一方で「人をはねた認識はない」と供述していて、警察が当時の状況についてさらに詳しく捜査しています。

今月27日の深夜、堺市中区の市道で町内会のパトロールをしていた4人が後ろから来た車にはねられ、内装業の村上伸治さん(47)と、大阪市職員の山中正規さん(46)が死亡し、区内の建設作業員、猪木康之容疑者(49)がひき逃げの疑いで逮捕さました。

その後の調べに対し、猪木容疑者が「運転前に酒を飲んだ」と供述していることが、警察への取材でわかりました。

一方で「事故を起こして立ち去ったが人をはねた認識はない」と容疑を一部否認し、「電柱か何かにぶつかったと思った」と供述しているということです。

警察は、運転前の飲酒や4人がはねられた当時の状況について、さらに詳しく捜査しています。

NHK NEWS WEB
2022年12月31日 13時33分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221231/k10013938931000.html