岸田文雄首相は1日、2023年の年頭所感を発表した。「戦後日本が直面し、積み残してきた多くの難しい問題、『先送りできない問題』に正面から立ち向かい、一つ一つ答えを出していく覚悟で政権運営に取り組む」と表明した。
 首相はロシアによるウクライナ侵攻などを挙げ、「私たちは今、戦後最も厳しいとも言える安全保障環境に直面している」と指摘。5月に広島市で開催される先進7カ国首脳会議(G7サミット)に触れ、「われわれの意思を歴史に残る重みを持って示したい」とした。
 政権の重要課題である新型コロナウイルス対応や経済再生などについては「昨年1年で布石を打ってきた。さまざまな布石を実際に動かしていくのが本年の位置付けだ」と強調した。

時事通信 2023年01月01日07時57分
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