神戸新聞NEXT 2022/12/28 21:15
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202212/0015926648.shtml#

メダカの人気に拍車がかかっている。ネットオークションなどで盛んに売買され、中には高級観賞魚に引けを取らない値を付ける品種もある。

約20年前、白いアルビノ個体が出現してブームが到来。
最近は新型コロナウイルス禍の「巣ごもり生活」で飼育する人が増えたといい、専門情報サイトの運営者は「ペットとしては犬や猫に次ぐ3番目のマーケット」とする。
だが熱を帯びる市場の陰で、希少種を狙う盗難事件も起きている。


■サイトに続々

通販サイトやオークションサイトで「メダカ」と入力して検索をしてみる。すると、色鮮やかな小魚の写真がいくつもヒットする。成魚に限らず、卵までが売られていた。  
体色がきらきらしていたり、ヒレが優雅で大きかったり。金魚のように真っ赤な種類もいる。子どものころ、学校で飼育していた素朴なメダカの印象と違い、きらびやかだ。  

さらに、その価格に驚いた。  
「緋牡丹 稚魚 15匹 29340円」  「レクリス 1ペア(2匹) 34000円」
通販サイト「楽天市場」に並んでいた2種。

1匹に換算すると1800円以上で、レクリスは実に1個体1万7千円の値が付く。さらに調べると、20匹で約9万円のメダカまでが並ぶ。
観賞用の小魚でありながら、値段は高級魚に比べて遜色がない。  

一般社団法人ペットフード協会(東京)がまとめた2022年に飼育するペットのランキングで、メダカは犬や猫に次いで3位。
また「今後飼育したいと思うペット」でも、金魚や小鳥を上回り3位に入る人気だ。


■20年前の白いメダカ  

「市場はずっと右肩上がり。最近はコロナ禍もあり、副業としてメダカを飼育、販売する人が増えた」
そう語るのは、メダカ総合情報サイト「めだかやドットコム」を運営する青木崇浩さん(46)=東京都。自身もメダカに魅了された一人で、04年に生態や飼育方法などを紹介するサイトを立ち上げた。
現在は、メダカと福祉をかけ合わせた就労継続支援B型事業所とメダカの販売を手がける。


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