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■開示された資料はほとんどが黒塗り 遺族「何をこんなに隠すことが…」

 11月5日、亡くなる直前に綾乃さんが向かったのは、新型コロナワクチンの集団接種会場だった。

愛西市などによると、BA.5に対応したファイザー社製のワクチンを接種(4回目の接種)した5分後に容体が急変。



綾乃さんは息苦しさを訴えたが治療薬は投与されないまま、血の泡を吹くなどすると心肺停止に…。

搬送先の病院で死亡が確認。死因は急性心不全とされた。

愛知県医師会の渡辺嘉郎(わたなべ・よしろう)理事:
「看護師が女性の体調変化に気づいた時点で救護室に運ばず、その場でアドレナリンの筋注(筋肉注射)をできなかった体制に問題がありました」

11月17日、愛知県医師会は独自の検証結果を報告。「アナフィラキシーが強く疑われた」としたうえで、当時の接種会場における体制の問題を指摘した。

また、アナフィラキシーだった場合には「最重症型」とみられ、アドレナリンを打ったとしても救命できなかった可能性が高いとしたものの、遺体が解剖されていないため病態の解明に至らなかったとしている。

愛知県医師会の野田正治(のだ・まさはる)副会長:
「カルテの記載では解剖の話もしたんだけれども、それについては(夫が)お答えにならなかった」

しかし…。

飯岡さん:
「このカルテには、解剖のことは一切書いていない」

飯岡さんは説明を受けていないと言い、入手した病院のカルテにも解剖のことは記されていなかった。

また、飯岡さんや東海テレビが情報公開を求めて開示された資料は、ほとんどが黒く塗りつぶされていた。

飯岡さん:
「何をこんなに隠すことがあるんでしょうね。やった内容まで隠す必要ないじゃないですか。ってことは、何か不都合なことがあるから隠しているってことですもんね」
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https://news.yahoo.co.jp/articles/d5baf92ac4c53b443ef39ebfc5249c3171d06bb7