※2023.1.4
日経ビジネス

この記事はナショナル ジオグラフィック日本版サイトからの転載です

 過激派組織「イスラム国」(IS)が破壊した古代遺跡を調査していたイラクと米国の合同チームが、約2600年もの間だれの目にも触れてこなかった見事な芸術作品を発見した。

 見つかったのは、精巧な浮き彫りが施された7枚の石板。もとはイラク北部の古代都市ニネベの南西宮殿に使われていたもので、新アッシリア帝国の王センナケリブ(在位紀元前705~681年)の時代に作られたと考えられている。「まったく予想外の発見でした」と、イラク、モスル大学考古学部の元学部長で、発掘チームの一員であるアリ・アル=ジャブーリ氏は言う。

「革命的」な作品
 英国の大英博物館に、今回のものとよく似たレリーフが展示されている。19世紀半ばにセンナケリブ王の宮殿から発掘されたもので、前701年にこの王がユダ王国の王ヒゼキヤに対して仕掛けた攻撃の様子が描写されている。

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https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00292/120500171/